三浦の本棚
感想

ドラマが好評だったので、続きが気になって手に取った一冊です。小説化されたVIVANT第2シーズンの物語、期待通りの面白さでした。 堺雅人演じる乃木の葛藤と成長が丁寧に描かれており、ドラマで感じた緊張感がそのまま紙面に伝わってきます。野崎の裏切りという衝撃的な展開から始まり、国際的なスケールで次々と謎が明かされていく構成は、仕事の帰りの電車で続きが気になって止められませんでした。 ただ、正直なところ、複数の登場人物と組織が絡み合う部分は、やや複雑に感じたところもあります。慎重派の自分としては、人物関係図を用意して読み進める必要がありました。それでも、過去と現在、そして正義と悪という問いかけが層状に重ねられていく構成は見事で、物語に引き込まれてしまいます。 大人が読むエンタテインメント小説として質が高く、ドラマファンはもちろん、本格的なサスペンスを求める人にも十分お勧めできます。第3巻へと続く終わり方も絶妙で、シリーズ完結まで追いかけたくなる一冊です。

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