近畿地方のある場所について(1)

近畿地方のある場所について(1)

背筋

出版社:KADOKAWA 出版年月日:2023/08/30

KADOKAWA | 2023/08/30

3.67
本棚登録:3人

みんなの感想

感想

ボランティアの仕事をしていると、地域の歴史や伝承に関心を持つようになります。この本は、近畿地方の怪談を通じてその土地の秘められた背景を明かしていく、なかなか興味深い作品です。 最初は単なる怪談集かと思っておりましたが、読み進めるにつれて、各地の不可解な現象の背後にある共通の事実へと導かれていきます。著者の丁寧な取材姿勢が感じられ、無責任な怖がらせではなく、真摯な調査に基づいた記述であることが好感持てました。 ただ、年を重ねた身としては、時折背筋が凍るようなくだりがあり、夜間の読書は避けた方が無難かもしれません。物語の構成も工夫されており、続きが気になって一気読みしてしまいました。 慎重に本を選ぶ私ですが、この一冊は十分にお薦めできます。同じシリーズの続巻も気になるところです。民俗学的な視点から地域を知りたい方にも、適切な読み物だと思われます。

感想

SNSで話題になってるって聞いて手に取ってみたんだけど、正直期待と違った…。怪談集ということで、背筋がぞくぞくする系を想像してたのに、読んでみるとなんか中途半端な感じがしちゃって。個々のお話は悪くないんだけど、全体的に繋がりがよく見えないというか、もったいない感じがする。 あと、近畿地方のある場所ってなんか曖昧じゃない?タイトルの付け方が引っかかるっていうか、もっとハッキリしてほしかったな。謎めかすのもいいけど、ここまで曖昧だと逆に興味が失せちゃう。怖さよりも、「で、結局何が言いたいの?」って感じになっちゃいました。 話題だから読むのは大事だと思うけど、これなら漫画版があったら、そっちのほうがいいかもって思った。もう一度チャレンジしてもいいけど、正直リピートはないかな…。

感想

近畿地方の怪談を集めたという触れ込みで手に取りましたが、残念ながら期待ほどではありませんでした。 怪談という題材は好きなのですが、この作品は怖さというより、やや無理やり感がある構成に感じられました。各エピソードの繋がりがぎこちなく、後半に明かされるという「恐ろしい事実」も、それまでの積み重ねが十分でなかったため、唐突に思えてしまいました。 また、文章表現の揺らぎも気になります。怪談ならではの空気感を大切にしてほしいのに、部分的に説明的になってしまっているところが多いのです。齢を重ねると、読みこなせる本とそうでない本がはっきり分かれるようになりますが、この一冊はどうしても引き込まれきれませんでした。 同じKADOKAWAでも、もっと完成度の高い怪談作品は他にあります。慎重に本を選ぶ身としては、やはり事前に複数のレビューを確認してからお選びになることをお勧めします。

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