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ブラック・ジャック(9)

ブラック・ジャック(9)

手塚治虫 秋田書店 1996年5月1日

感想

懐かしい気分で手に取ったブラック・ジャック9巻ですが、改めて読むと本当に面白いですね。子どもの頃に読んだ時とは違う視点で、医者としての葛藤や患者との関係性が深く響きました。 この巻に収録されている話は、医療倫理やお金と命の問題、そして人間らしさについて考えさせられるエピソードが多くて、公務員として働く身としても非常に興味深いです。手塚治虫の描く患者たちのストーリーは一話一話が完結しながらも、ブラック・ジャックというキャラクターの奥深さが少しずつ明かされていく構成が素晴らしい。 古い作品ですが、現代にも通じるテーマばかりで、むしろ時間が経つからこそ見えてくる普遍性があるんだと感じます。絵のタッチも独特で、ストーリーテリングの上手さも相変わらず。最近、話題の新刊ばかり追いかけていたので、こういった名作を改めて味わうのは本当に良い経験になりました。医療系の作品が好きな方には特にお勧めしたい一冊です。