ひろの本棚
感想

話題になっていたので、思い切って手に取ってみました。限界集落を舞台にした不気味さを売りにしているということで、期待半分、不安半分といった感じでしたが、読み終わってみると…うーん、という感じです。 確かに、序盤の「猿がいる」というセリフから漂う違和感や、曾祖母の遺産相続という設定など、不安を煽る要素はちゃんと用意されています。山中の限界集落という舞台設定も、それなりに雰囲気を出していると思う。ただ、その不安感がどう膨らんでいくのか、どう恐ろしさへつながっていくのかという部分が、個人的にはもう一歩足りないように感じました。 新社会人になったばかりで、まだ読書経験も多くはないから、もしかして自分が読み損なっている部分があるのかもしれません。でも率直に言うと、怖さを期待して読むと少し物足りないかな、というのが正直な感想です。ただし、心理的な不気味さの描き方は嫌いじゃないので、この手の話が好きな人には合うのかもしれません。

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