ひろの本棚
働かないふたり 37

働かないふたり 37

吉田 覚 新潮社 2026年3月9日

感想

新社会人になって、仕事の疲れが溜まる日々が続いているので、この作品シリーズはもはや心の栄養になっています。第37巻も期待を裏切らない面白さでした。 働かないふたりの日常って、一見つまらなさそうに思えるかもしれませんが、そこに描かれるキャラクターたちとの関わりや、小さな出来事への向き合い方が本当に素敵なんです。守と春子のやり取りは相変わらず温かみがあって、読んでいてほっこりします。 今回収録されている「夜ふかし好きなお婆さんとの夜の話」と「コートを手放す話」は、その世界観を象徴するエピソードとして完成度が高い。何気ない日常が丁寧に描かれているからこそ、そこに込められた想いが伝わってくるんです。 新社会人として、日々のプレッシャーに直面している自分にとって、このシリーズのペースの良さと優しさは貴重です。描き下ろしの4コマやおまけ漫画も充実していて、完全版として買う価値は十分あります。長く愛し続けたい作品の一つです。

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