天狗岳怪死事件まとめファイル〜登山サークル男女6人失踪の謎〜

天狗岳怪死事件まとめファイル〜登山サークル男女6人失踪の謎〜

SCRAP

出版社:SCRAP出版 出版年月日:2026/02/25

SCRAP出版 | 2026/02/25

4.00
本棚登録:2人

みんなの感想

感想

最近の話題作ということで手に取ってみた。80年も生きていると、世の中の事件や謎についても色々と目にしてきたものだが、この「天狗岳怪死事件」という設定は新鮮だった。 何より興味深いのは、ただ事件の真相を述べるのではなく、読者が記者と一緒に謎を追っていく構成である。穴埋め形式の設問を通じて、違和感を自分で解きほぐしていく。こうした双方向的な読み方は、私たち読者に参加意識を与えてくれる。単なる傍観者ではなく、調査者の一員になった気分で物語を追える工夫だ。 自営業で長年人間関係に揉まれてきたせいか、人間の行動心理や矛盾というものに敏感になっているのだろう。登場人物たちの証言の微妙なズレ、一見不自然な行動ーそうした細部を追っていく過程が実に興味深い。 終盤に至って明かされる真相には、確かに驚かされた。途中で気づく読者もいるだろうし、最後まで予想が外れ続ける読者もいるだろう。いずれにせよ、若い世代だけでなく、人生経験豊かな層にも十分楽しめる傑作だと思う。

感想

登山サークルの失踪事件を追うミステリー系エッセイなんだけど、これが本当に面白い!普通の事件報告書じゃなくて、穴埋め形式で読者が記者と一緒に謎を解いていく構成が新鮮でした。 各章で「ここなんか変だぞ」っていう違和感が提示されるから、自分も推理に参加している感覚になるんです。最初は単純な失踪事件だと思ってたのに、読み進めるにつれて「あ、ちょっと待ってこれおかしくない?」って引き込まれていく。その没入感がすごい。 証言や資料をもとにした記録という形式だから、ドキュメンタリー的なリアリティもあるし、小説のようなサスペンスの面白さも両立してる。最後の真相は本当に予想外で、「え、そういうことだったの!?」って叫んじゃいました(笑) エッセイと小説の良いとこどり的な作品。謎解きが好きな人、事件もの好きな人なら絶対ハマると思います。気軽に読む一冊としても、がっつり推理を楽しむ一冊としても読めるのが良いですね。

ブクログからブクマへ
かんたん引っ越し

読書記録や感想をそのまま移行。
数分の準備で、ブクログの本棚をブクマへ。

詳しく見る
ブクログからブクマへの引っ越しイメージ