[復刻版・現代語訳]日本的人間

[復刻版・現代語訳]日本的人間

出版社:ダイレクト出版 出版年月日:2025/01/07

ダイレクト出版 | 2025/01/07

4.33
本棚登録:7人

みんなの感想

感想

日本人としての自分の根っこを見つめ直したくなって手に取った一冊。現代語訳ということで、原文の古さに挫折することなく、スルスルと読み進められたのが良かった。 著者の視点で「日本的人間」の本質を探る過程が、実に興味深い。バタバタしたフリーランスの日常の中で、ついつい見失っていた日本人らしさが何なのか、改めて考えさせられる内容だ。西洋的な思考との対比を通じて浮き彫りになる日本的な価値観や人間関係の在り方は、現代にも十分通用する洞察ばかり。 エッセイのような読み口で、小難しさがないのも魅力。通勤時間や休憩時間に少しずつ読んでも、全体の思想が伝わってくる構成になっている。懐かしい感覚と新しい発見が同時に味わえる、そんな奥深さがこの本の最大の収穫だった。自分の仕事のスタイルや人間関係を見つめ直すいい機会になったよ。

感想

定年前のこの時期、日本人とは何かをあらためて考える機会をくれた一冊です。 復刻版ということで少々躊躇いがありましたが、現代語訳が施されているとのことでしたので手に取ってみました。思った以上に読みやすく、昭和の時代に書かれたものとは思えないほど今の我々にも響く内容が詰まっていました。 著者の日本人観は深く、かつ冷徹です。表面的な日本文化論ではなく、私たちが無意識のうちに持っている思考様式や行動原理をえぐり出しているような感覚を覚えました。長年パート勤務で様々な人間関係を見てきた身としては、実感できる部分が多くありました。 ただ、論考の中には難しい箇所も多く、何度か読み返す必要がありました。しかし、その手間をかけるだけの価値のある内容だと感じます。人生の後半戦を歩む今、自分たちの文化や本質について考え直すことの大切さを改めて認識させてくれました。 同じような問題意識をお持ちの方にはぜひお勧めしたい作品です。

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