1%の努力

1%の努力

ひろゆき

出版社:ダイヤモンド社 出版年月日:2020/03/06

ダイヤモンド社 | 2020/03/06

4.50
本棚登録:5人

みんなの感想

感想

会社生活も二十年を超えると、世の中の成功論や自己啓発本にはどうしても懐疑的になってしまう。しかし本書は違う。著者の弁護士としての実務経験から導き出された「1%の努力」という考え方は、むしろ潔い。 99%の努力で足りないのではなく、最後の1%で「一歩引いて考える」という視点の転換が重要だという主張は説得力がある。敗訴判決の事例やエピソードを通じて、優先順位の決定やジレンマへの向き合い方が具体的に示されている点が実用的だ。 特に印象に残ったのは、人生において「何をするか」という選択肢に埋もれがちな、「何をしないか」という判断の重要性である。これは長く仕事をしてきた身からすると、若い時代に知りたかった知見だと感じる。 ただし、著者の視点が弁護士という特殊なキャリアに基づいているため、万人向けとは言い難い部分もある。それでも、中年以上の読者にとっては、仕事や人生の岐路で指針となる一冊として価値がある。慎重に本を選ぶ身としても、これは読む価値があると判断した。

感想

フリーランスとして独立して数年、判断の連続に疲れていた時期に手に取った一冊です。タイトルの「1%の努力」という言葉に惹かれて、正直なところ最初は懐疑的でした。しかし読み進めるうちに、著者の視点の鋭さに引き込まれました。 この本が優れているのは、具体的な事例を通じて「考える枠組み」を提示してくれるところです。前提条件、優先順位、ジレンマといった日常的な意思決定の場面で、実際に応用できる思考法が示されています。特に、敗訴判決から学んだという背景が説得力を生んでいます。 フリーランスという立場で、常に判断を求められる私にとって、「一歩引いて考える」というアプローチは目からウロコでした。すべてを完璧にこなそうとするのではなく、本当に重要なポイントを見極める大切さが腑に落ちました。 仕事の効率や人間関係の複雑さに悩んでいる方、特に自分の判断に自信が持てない方にとって、実用的で且つ示唆に富んだ一冊だと思います。慎重に選ぶ傾向のある私ですが、この本は自信を持ってお勧めできます。

ブクログからブクマへ
かんたん引っ越し

読書記録や感想をそのまま移行。
数分の準備で、ブクログの本棚をブクマへ。

詳しく見る
ブクログからブクマへの引っ越しイメージ