ぞくぞく村の魔女のオバタン

ぞくぞく村の魔女のオバタン

末吉 暁子 / 垂石 眞子

出版社:あかね書房 出版年月日:1989/01/01

あかね書房 | 1989/01/01

4.00
本棚登録:4人

みんなの感想

感想

仕事帰りにふらっと立ち寄った書店で、このタイトルに思わず笑ってしまいました。「魔女のオバタン」って何だ?という素朴な興味で手に取ったんですが、これが予想外に面白い。 登場するキャラクターたちが実にユニークで、特にオバタン本人のキャラクターの立て方が秀逸です。へたっぴなほうき乗りという設定だけで十分面白いのに、その理由が太りすぎだなんて、この素直でシンプルなコミカルさがたまりません。村の人たちがビクビクしている状況が目に浮かぶようで、読んでいて自然と笑顔になってしまいました。 エンジニアとして普段は論理的な思考をしているせいか、こういう緩やかでナンセンスなユーモアに触れるとすごくリフレッシュできます。難しく考えず、ただ登場人物たちの日常を見守るような感覚で読み進められるのが心地よい。子どもから大人まで楽しめる良質な児童文学だと思いますが、大人が読んでも十分に魅力的です。 疲れた夜や気分を変えたいときに、こういう本との出会いはありがたい。オバタンの活躍をもっと見たくなりました。

感想

子どもの読み聞かせ用に手に取った一冊です。魔女のオバタンというキャラクターは確かに個性的で、ほうき乗りが下手という設定も子どもが笑える要素として機能しています。 ただ、読んでいて感じたのは、物語としての深みに少し欠けるということでしょうか。ユーモアに頼った展開が多く、登場人物たちの心情描写や成長の過程といった、児童文学として重要な要素がやや薄い印象を受けました。もちろん、子ども向けの作品にはそこまで求めすぎるのは酷かもしれませんが、同じ出版社の他の作品と比べると、物語としてのまとまりや説得力の点で一歩劣る気がします。 イラストは親しみやすく、低学年のお子さんなら楽しく読めると思います。ただ、大人が読んで唸るような工夫や、大人と子どもで異なる楽しさを感じさせるような仕掛けは、残念ながら見当たりませんでした。 児童文学の魅力を求める読み手には、もう少し他の選択肢も検討する価値があると考えます。

感想

仕事の疲れが溜まった時に、ふと本棚から手に取った一冊。タイトルの可愛らしさに惹かれて読み始めたんですが、想像以上に癒されました。 魔女のオバタンというキャラクター設定だけで既に笑えるのに、ほうき乗りが下手だなんて。その絶妙な設定の組み合わせが本当に良くて、読んでいてくすくす笑いが止まりませんでした。エンジニアの日常は論理的で詰め詰めになりがちなので、こういう無邪気でシンプルな面白さってすごく心地いいんです。 村のみんながオバタンの大暴走にビクビクしている光景が目に浮かぶようで、ほのぼのとしながらも何だかドタバタしたエネルギーを感じます。難しく考えずに、ただ純粋に「あ、これ面白いな」って思える物語って案外貴重ですよね。 頭を空っぽにして笑いたい時、心がちょっと疲れた時。そんな時に開きたくなる一冊です。大人になった今だからこそ、こういった気軽で温かい物語の良さがわかるのかもしれません。

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