煙と蜜 第七集(7)

煙と蜜 第七集(7)

長蔵 ヒロコ

出版社:KADOKAWA 出版年月日:2026/03/13

KADOKAWA | 2026/03/13

4.33
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みんなの感想

「煙と蜜」の第七集に到達して、改めてこの作品の魅力に引き込まれました。長く連載されている作品ですが、新刊が出るたびに必ず読むようになっています。 今巻は姫子が少女から乙女へと移り変わっていく、そのデリケートな過渡期を描いているのが素晴らしい。女学校受験という人生の転機を前に、学友たちとの関係や親との距離感に揺らぎが生じ、本人さえも気づかない微妙な心情の変化が丹寧に表現されている。18歳の年の差がある文治との関係も、静かだが確かに深まっていく様子が緊張感を持ってページをめくらせます。 年を重ねた身からすると、この作品の時間感覚が心地よいのです。焦らず、駆け足にならず、季節の移ろいとともに人間関係が醸成されていく。大正時代という背景も相まって、懐かしさと新しさが共存している。新刊を手にするたびに、世間で話題になる理由がよくわかります。次巻がますます楽しみです。

新社会人になってから、仕事のストレスで漫画に癒されることが増えました。『煙と蜜』はレビューで評判が良かったので、思い切って第一集から読み始めたんです。正解でした。 第七集では、姫子の成長がより一層感じられて、読んでいて本当に良かった。18歳差という設定で最初は大丈夫かなと心配だったんですが、文治と姫子の関係性の丁寧な描き方に引き込まれました。二人の関係が本当に「純愛」なんだなって伝わってくるんです。 今回は女学校受験という新しい局面も加わって、姫子が周囲との関係の中で悩みながら成長していく様子がリアルに描かれています。学友のリンとの絡みも良くて、友情とか進路について考える姿勢とか、同じ新社会人として共感できる部分も多かったです。 そして文治の内面的な変化も素敵。表面的には穏やかなのに、心の奥底で何かが変わり始めている、その細かい心理描写がたまりません。作者の筆力は本当に上手いなと思います。 次の巻が気になって仕方ありません。慎重派の僕ですが、この作品は迷わずおすすめできます。