ペンギン・ハイウェイ

ペンギン・ハイウェイ

森見 登美彦

出版社:KADOKAWA 出版年月日:2012/11/01

KADOKAWA | 2012/11/01

3.50
本棚登録:2人

みんなの感想

感想

仕事の疲れが溜まっていた時に、何気なく手に取った一冊でした。小学4年生の男の子の視点で綴られるこのお話、最初は「ペンギン?」と戸惑ったんですが、ページをめくるたびに引き込まれていきました。 郊外の町に突然現れるペンギンという、あり得ない出来事が起きているのに、主人公の少年が「これを理解したい、謎を解きたい」という純粋な探究心で向き合う姿勢が本当に素敵です。日々の業務で患者さんの症状や数字ばかり見つめている私にとって、こういう無垢な好奇心を思い出させてくれるような作品って珍しいんです。 歯科医院のお姉さんとの関係性も、微妙な温かさがあって心地よい。そして全体を通じて漂う、世界への驚きや発見への喜びというものが、大人が忘れてしまったものを思い出させてくれます。 小難しくなく、でもちゃんと味わい深い。休日にのんびり読むのに最適です。医療職だからこそ、こういう「謎と向き合う」というシンプルな楽しみがいかに大切かが分かりました。

感想

レビューサイトで話題になってたから読んでみました。小学生の男の子が突然現れたペンギンの謎を追う…という設定だけ聞くとすごく面白そうだったんですよね。 実際に読んでみると、確かに不思議な世界観が広がってて、その部分は魅力的です。主人公のぼくが科学的に現象を観察しようとする姿勢とか、お姉さんとの関係性も丁寧に描かれてるなって感じました。 ただ正直なところ、ここまで期待値が上がってから読むと、想像していた驚きや興奮が100%は来なかった感じです。物語としては綺麗にまとまってるし、悪くはないんですけど、もっとワクワクがほしかったというか…?細かく描写されてる部分と省略されてる部分のバランスが、自分の好みとちょっとズレてたのかもしれません。 つまり可もなく不可もなく。悪い本ではぜんぜんないので、謎解きや児童文学系が好きな人なら楽しめると思います。でも私みたいに気軽に読む予定の人は、レビューをもっとよく確認してから手に取るのをおすすめします。

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