みいの本棚
労災におけるメンタル疾患の法律実務

労災におけるメンタル疾患の法律実務

笠置裕亮 / 山岡遥平 旬報社 2026年2月24日

最近SNSで話題になっていたこの本、どんな内容なのか気になって手に取ってみました。 労災とメンタル疾患についての法律実務書というと、正直かなり専門的な内容を覚悟していたのですが、労働者側の視点で丁寧に説明されているので、一般人にも理解しやすいです。精神障害の労災認定から申請手続き、さらには損害賠償請求まで、実際に困ったときに参考になる具体的な情報が満載されています。 ただ、純粋な「読み物」としての面白さを求めると、やはり限界があります。書式のひな型なども掲載されているなど、実務家向けという位置付けが明確で、網羅的に必要な情報は揃っているのですが、章立てが若干散らばっているような印象も受けました。 現在進行形で労災の問題に直面している方や、この分野の実務を担当されている方にとっては大変有用な一冊だと思います。一方、予防知識として読むには、やや重いかもしれません。時事的に重要なテーマだからこそ、多くの人に知ってほしい内容ではありますが、読者層はかなり限定されるでしょうね。