マスカレード・ホテル

マスカレード・ホテル

東野 圭吾

出版社:集英社 出版年月日:2014/07/18

集英社 | 2014/07/18

3.86
本棚登録:11人

みんなの感想

感想

話題の東野圭吾作品ということで、文庫化を機に手に取ってみました。ホテルを舞台にした連続殺人事件という設定は確かに惹かれるものがあります。 読み進めると、登場人物たちがホテルの各部署で働きながら犯人を追う仕掛けが面白く、ページをめくる手が止まりません。ただ正直なところ、期待していた衝撃や意外性にはやや欠けるかなという印象を受けました。 東野さんらしい綿密なトリックは随所に感じられるのですが、全体としては比較的予測範囲内の展開が続くような気がして。もっと唸るような仕掛けがあればなおよかったと思います。 それでも、ホテルというプライベートな空間で繰り広げられるミステリとしては読み応えがあり、キャラクターも魅力的です。週末にゆっくり読むのにはちょうどいい一冊。新シリーズとのことですので、次作がどう展開するのか気になるところです。ミステリ好きさんなら楽しめると思いますよ。

感想

東野圭吾の新シリーズということで、話題になっているうちに読んでみました。期待通り、いや期待以上の傑作です。 舞台がホテルという限定空間であることが絶妙で、警察の潜入捜査と並行して館内の様々な登場人物が織り成す人間模様が浮かび上がる構成が秀逸。犯人の目星がつかないままストーリーが進み、次々と明かされる真実に何度も裏切られました。特に後半の仕掛けは見事で、伏線の張り方も完璧です。 教育現場にいると、推理の過程で人間の心理や動機を読み解く部分に心が引かれます。なぜ人は犯罪を犯すのか、その背景にある感情や葛藤が丁寧に描かれているところが、単なるミステリを超えた作品になっているのだと感じます。 600ページを超える長編ですが、ページをめくる手が止まりません。休日に一気読みしてしまいました。現在、映画化も決まっているようですが、小説の完成度の高さを考えると、スクリーン化されるのが楽しみです。新シリーズの続編も出ることを期待しています。

感想

東野圭吾の新シリーズということで、期待を持って手に取ってみました。ホテルを舞台にした潜入捜査という設定は面白いし、登場人物たちのキャラクターも魅力的です。何者かが仕掛けた連続殺人事件の謎を、次々と明かされていく構成は、通勤電車の中で気軽に読むには良いペースだと思います。 ただ、正直なところ、ここまで!という驚きや興奮には至りませんでした。ミステリとしての仕掛けは丁寧に構築されているのですが、どうにも予定調和な感じがして。東野圭吾の傑作と呼ばれる作品たちと比べると、一歩引いた印象です。 それでも読み終えて後悔はしません。むしろ続きが気になるし、このホテルが舞台のシリーズ、次の話も読んでみようかなと思わせてくれる。エンジニアの仕事で疲れた時に、こういう気軽に楽しめるミステリは重宝します。可もなく不可もなく、でも続きは見たくなる。そんな一冊です。

感想

東野圭吾の作品は以前から興味があったものの、なかなか手を出せずにいました。しかし、このマスカレード・ホテルについては複数のレビューで高く評価されていたので、思い切って読んでみることにしました。 結論から申し上げると、期待以上でした。ホテルという舞台設定が秀逸で、様々な宿泊客が登場する中での潜入捜査という構成が、ページをめくる手を止められなくさせます。犯人が誰なのか、次の犯行がいつ起きるのか、という緊張感が最後まで途切れません。 特に印象的だったのは、登場人物たちの会話の巧みさです。警察官とホテルマンのやり取りの中に、さりげなく謎解きの手がかりが織り込まれており、読み終わった後に「あ、あそこがそういう意味だったのか」と気付く快感があります。 54年生きてきて様々な小説を読んできましたが、このようなミステリの醍醐味をこれほど洗練された形で体験したのは久しぶりです。会社帰りの電車の中でも、夜寝る前のわずかな時間でも、続きが気になって続けられました。慎重に本を選ぶ私だからこそ、自信を持ってお勧めできます。

感想

東野圭吾の「マスカレード・ホテル」を読み終えました。 期待が大きかっただけに、正直なところ物足りなさが残りました。ホテルを舞台にした警察の潜入捜査という設定は面白く、登場人物たちのやり取りも丁寧に描かれています。ただ、ミステリとしての謎解きの部分がもう一つピンとこなかったというのが本当のところです。 警察側とホテルスタッフの視点が交互に描かれるため、読みやすさはあります。会社員の私としても、ホテルという職場環境の細かい描写には共感できる部分が多くありました。しかし、事件の全体像が見えてくる過程が、どうにも順当というか、予想の範囲内に収まってしまった感じがして。 決して悪い作品ではないのですが、東野圭吾作品の中でも「このシリーズを続けて読みたい!」という強い動機付けには至りませんでした。慎重に本を選ぶ私としては、既読者の口コミをもっと確認してから手に取ればよかったかなと思います。新シリーズのスタートとしては及第点ですが、傑作とは言い難いです。

感想

東野圭吾の新シリーズということで、期待値高めで手に取りました。正解でした! 舞台がホテルというのが新鮮で、日常生活では立ち入ることのない世界の奥深さを垣間見るだけでも楽しい。そこに連続殺人という緊迫感が加わって、ページをめくる手が止まりません。 何がいいって、登場人物たちがみんな魅力的なんです。潜入捜査に当たる警察と、ホテルスタッフ、そして宿泊客たちが複雑に絡み合う様子が実に巧み。犯人は誰なのか、次の犯行はいつなのか、と先の展開が気になって、通勤電車の中でもついつい続きが読みたくなってしまいました。 仕事で疲れた日も、このホテルの世界に浸っていると、気分転換になるんですよね。ミステリでありながらも、登場人物たちの人間味や、ホテルという舞台の優雅さも感じられて、一粒で二度おいしい感じです。新シリーズとのことなので、続きが出るのが楽しみ。忙しい大人こそ読む価値ありの一冊です。

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