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新書 世界現代史 なぜ「力こそ正義」はよみがえったのか

新書 世界現代史 なぜ「力こそ正義」はよみがえったのか

川北 省吾 講談社 2025年12月25日

感想

国際政治分野の新刊として話題になっていたので、手にとってみました。現代史を「力こそ正義」という視点で再構成し、21世紀の世界秩序がなぜこのような形になったのかを説明する試みは確かに興味深いです。 ただ、正直なところ、期待値が高すぎたせいかもしれません。著名人の絶賛コメントが目に入りすぎていたのでしょう。本文自体は読みやすく、歴史的な事実の羅列も丁寧ですが、深い洞察という点では物足りなさを感じました。既存の知識がある程度ある読者にとっては、やや表面的に感じてしまう部分もあります。 大学院の研究の補助資料としては便利ですし、国際政治の入門書としては適切かもしれません。ただ、「最後までページをめくる手が止まらない」ほどの迫力は、私には感じられませんでした。新書というフォーマットの制約もあるのでしょうが、もう少し論拠の掘り下げがあれば、評価は変わったと思います。

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