読書三昧の本棚
孤独という道づれ

孤独という道づれ

岸惠子 幻冬舎 2022年5月12日

感想

最近、SNSで何度も目にして気になっていた一冊です。エッセイと小説が融合したような独特の世界観に、ぐいぐい引き込まれました。 著者が描く「孤独」への向き合い方が、妙にリアルで心に響きます。自営業をしていると、対外的には元気に見られることが多いけれど、内心は孤独と向き合うことばかり。そういった複雑な感情を、これほど丁寧に言語化してくれた本は珍しい。押しつけがましくなく、むしろ孤独をひとつの友人のように捉える視点が新鮮でした。 文章も洗練されていて、短編形式で読みやすいのが良かった。寝る前に少しずつ読み進められるので、忙しい日常の中でも無理なく続けられました。特に共感できた章は何度も読み返してしまいました。 完璧ではない部分もありますが、その不完全さがかえって人間らしくて好きです。同年代の女性にはぜひ読んでほしい。自分と向き合う時間をくれる、良い一冊だと思います。

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