読書三昧の本棚
どうすればよかったか?

どうすればよかったか?

藤野 知明 文藝春秋 2026年1月29日

感想

SNSで話題になっているこの本を、つい手に取ってしまいました。映画化されたドキュメンタリーの書籍化作品だと知って、ますます興味が湧きました。 実は自営業をしていると、家族の問題と向き合うことの難しさが身にしみて分かります。この本で描かれている家族の葛藤——特に親の決定に疑問を感じながらも、どうしていいか分からない弟さんの心情がとても印象的でした。20年にわたってカメラを向け続けたというその根気強さと、そこから生まれた率直な問いかけ「どうすればよかったか?」という言葉の重さ。 医療、家族、倫理といった複雑なテーマに、感情的にならず向き合おうとする姿勢が素晴らしい。映画では入れられなかった事実が書籍に詰まっているというのも、読む価値を高めています。 完璧な家族なんて存在しないし、どんなに優秀な親でも間違えることはある。自分自身の経験と重ね合わせながら読み進めました。同世代の多くの人にも読んでほしい一冊です。

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