ちーちゃんの本棚
アニメ版 つるにのって

アニメ版 つるにのって

ミホ・シボ・シンマ 金の星社 1994年4月1日

感想

広島の平和記念公園を舞台にした冒険ファンタジーということで、手に取ってみました。歴史学習と物語のバランスはどうかな?という期待もありながら。 読んでみると、原爆について学ぶという重いテーマを、ファンタジーという枠組みを使ってアプローチしているのは面白い試みだなと思います。子どもが歴史に親しむきっかけとして、ぐっと引き込む工夫がある感じ。 ただ、正直なところ、私のような大学生が改めて読むには、やや物足りなさを感じてしまいました。対象年齢が小学3・4年生ということもあって、描写や展開が予想しやすいというか。ストーリーの流れが透けて見えてしまう感じです。 それでも、平和学習に興味を持つきっかけになるコンテンツとしては悪くないと思います。子どもたちが戦争や原爆について、楽しみながら学べる本としてはちょうどいい塩梅なのかもしれません。大人が読むなら、大切なメッセージは受け取れるけど、文学的な満足感はちょっと物足りない、そんな一冊です。

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