ちーちゃんの本棚
感想

昼間のカフェでほっと一息つくような読み心地の本です。表紙を開いた瞬間から、各短編に登場するおいしそうなお菓子やおやつの描写に引き込まれました。 複数の作家による短編集なので、それぞれ雰囲気が違うのも魅力。どの話も登場人物たちが何か心に抱えているんだけど、その「誰かと一緒に食べるおやつの時間」が、ほんのりと心を温めてくれるんですよね。そういう小さな救いって、実生活でも大切だなって改めて感じました。 特に、複雑な背景を持つキャラクターたちが、甘いものを味わう瞬間の描き方が上手です。決して説教臭くなく、ただ静かに寄り添うような優しさがあって、読んでいて癒されました。大学の講義で疲れた時間帯に読むのに、ぴったりな一冊です。軽くて読みやすいのに、心に残る余韻がある。文庫本だからカフェに持ち歩くのもいいかもしれません。

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