本と珈琲の本棚
感想

双葉社の文庫本、ということで手に取ってみました。最近は気軽に読める推理小説をよく選んでいるんですが、これはなかなか味わい深い一冊です。 教師の殺人事件から始まる物語なのですが、何が良いかというと、捜査をする側の人間ドラマがしっかり描かれているところ。星野警部という個性的な登場人物が、一風変わった捜査方法で事件に迫っていく過程が興味深い。警察内での軋轢や、捜査員たちの葛藤も丁寧に書かれていて、単純な謎解きにとどまらない深さがあります。 第二の事件が発生することで物語が加速していくんですが、ここからの展開がなかなか予想できません。仕事から帰った後、のんびりとした気分で読み進めるのに丁度良いペースです。難しすぎず、でも侮れない工夫が随所にありますね。 嘱託の身になると、こういった気軽に楽しめながらも内容のある作品はありがたい。つい続きが気になって、夜更かししてしまいました。推理小説好きなら、ぜひ手に取ってみてください。

ブクログからブクマへ
かんたん引っ越し

読書記録や感想をそのまま移行。
数分の準備で、ブクログの本棚をブクマへ。

詳しく見る
ブクログからブクマへの引っ越しイメージ