本と珈琲の本棚
感想

久しぶりにSF小説の面白さを思い出させてくれた一冊です。球状星団M-13へ向かう冒険という設定だけで、もうワクワクが止まりません。若い頃はこういった冒険ものをよく読んでいたのですが、最近はご無沙汰だったんですよね。 この作品の魅力は何といっても予想を裏切る展開です。未知者との遭遇という大仰なタイトルながら、物語が進むにつれて意外な人物が姿を現す。その瞬間、「あ、やられた」と思わず呟いてしまいました(笑)。作者の仕掛けた罠にうまく引っかかった感じです。 文庫本というお手頃なサイズも嘱託の身には嬉しい。通勤の電車でも読みやすいし、お休みの午後に気軽に続きが読める。派手な冒険活劇というより、知的好奇心をくすぐられるような物語運びが、年を重ねた今だからこそ堪能できるのだと感じました。 もう一度最初から読み直してみたくなるような、そんな充実感のある作品です。気軽に楽しめるSFをお探しでしたら、ぜひどうぞ。

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