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異世界に聖女として召喚されましたが、私はただのアラサー女です(2)

異世界に聖女として召喚されましたが、私はただのアラサー女です(2)

ユタニ / 祀花よう子 株式会社アース・スター エンターテイメント 2026年3月2日

感想

シリーズ2作目を手にしてみたんですが、前作の面白さを十分に継承しながらも、新たな展開で読み手を飽きさせないなという印象ですね。 主人公アンズのキャラクターが本当に良い。聖女として召喚されたというファンタジー的な設定なのに、彼女の等身大のアラサー女性らしさが一貫していて、そこが最大の魅力だと感じます。異世界ものながら、変に浮き上がらず、むしろ現実的な視点から問題解決を図ろうとする姿勢が共感できる。 今作で拉致されてしまうという展開が出てくるんですが、これまでとは異なる困難にどう立ち向かうのか。そこにアンズの知恵と度胸が存分に発揮されるわけです。ファンタジーの枠を超えた、人間ドラマとしての面白さがあるんですよ。 年相応の悩みや判断が織り交ぜられているので、こちらもついつい応援したくなってしまう。軽く読めるエンタメ小説として楽しむのはもちろん、キャラクター造型の確かさという点でも価値のある一冊だと思います。

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