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生産管理の基礎新版

生産管理の基礎新版

村松林太郎 国元書房 1979年5月1日

感想

フリーランスとして複数のプロジェクトを並行する際、クライアント企業の生産管理体制を理解することの重要性を痛感していた。そこで手に取ったのが本書だ。 率直に言って、期待以上の内容だった。基礎という名称から、やや初歩的な内容を想定していたが、実際には現代的な生産管理の全体像を体系的に把握できる構成になっている。在庫管理、日程計画、品質管理といった個別のテーマが、単なる知識の羅列ではなく、相互の関連性を明示しながら説明されている点が秀逸だ。 新版としてのアップデートも適切に機能している。デジタル化やグローバル化への対応など、現在の生産現場が直面する課題が盛り込まれており、今日性が高い。難解な理論に陥らず、実践的な観点から語られているため、業界外の読者にも理解しやすい。 フリーランスの立場から企業と対等に会話するためには、このような基礎知識が不可欠だ。本書はそうした要求に十分応えてくれた。応用へのステップアップの足がかりとしても、実務的な参考資料としても、確実な価値を持つ一冊である。

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