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感想

マンガとはいえ、ここまで物語の転機を描き切る作品は稀だと感じた。53巻の時点で、主人公たちが経験する喪失感と絶望は、単なるエンタテイメントの枠を超えている。 通常、長期連載作品は娯楽性を保つため、登場人物たちの窮地も一時的な挫折に留められるものだ。しかし本作は異なる。仲間たちが次々と消えていく場面での主人公の無力感は、読み手にも静かな衝撃を与える。子どもたちが楽しむ作品として見ても、これは成長の物語として秀逸だ。 フリーランスという働き方をしていると、単独で進むことの大切さと辛さが身に沁みる。主人公たちが失い、再び立ち上がろうとする姿勢には、実際の人生における回復力の本質が描かれている気がしてならない。娯楽作品でありながら、人間ドラマとしての深さを備えている点が、この巻の最大の価値だと言えるだろう。物語は確実に新たな局面へと向かっている。

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