メグ♪の本棚
感想

突然かかってきたノンからの電話 「あたし最近夢をみるのよ、森川勇士の夢」 短大時代の友人の森川君が亡くなったのは自殺では なかったかもしれない、自分が言った一言でみんなが 自殺だと思い込んだのかもしれない。  不安になったノンが領子にかけてきた一本の電話から ストーリーが始まっていく。 でも別に誰が森川君を殺したか?的なミステリーで もなく、これはその一本の電話をきっかけに20年 ぶりに再会する短大時代のグループ6人のお話。 40歳になる彼女たちの人生 みんなそれなりに色々とあるわけですよ。 結婚していたり子供がいたり、あるいは結婚して いなかったり、会社が倒産して仕事探しをしていたり 両親の介護に追われていたり 旦那が浮気をしていたり・・・ そんなに華々しい人生ではなくて本当にどこにでも あるような平凡な彼女たちの人生だけれど、本人に とってそれはとても苦しかったり辛かったり 山あり谷ありの道のり。 短大を卒業して20年 それぞれ目の前の自分の人生に向かい合っている中で だんだんと疎遠になっていった彼女たち。 それでもどこかで少しずつではあるけれどつながって いた彼女たちが東北に嫁いだノンに会いにいくこと になる。 20年ぶりの再会 ノンのおすすめのお寿司屋さんで美味しいお寿司を 食べ大いに語らう彼女たち。 シワも増え、体型もそれなりに変わった彼女たち ではあるけれどキラキラした青春時代を一緒に 過ごした友達との再会はまとっていた鎧を外せる 瞬間でもあったようだ。 どうでもいいような会話 ただ笑ってはしゃいで気心知れた友達とのひと時っ てそれだけで慰められることがある。 みんな誰だって心に何かしらの鬱憤はあるわけだ けれどこうやって久々に再会してくつろいだ時間 が持てる、それはやっぱり若くて何かに一生懸命 でキラキラした時代を共有した仲間だからなの かもしれない。 ただこの小説はそれだけで終わらない タイトルにある三月 ああ、そうか。 だから、三月。 私も生きているうちに会いたい人には会って おこうと思う。 懐かしい顔が目の前にチラチラと浮かんできた お話だった。

ブクログからブクマへ
かんたん引っ越し

読書記録や感想をそのまま移行。
数分の準備で、ブクログの本棚をブクマへ。

詳しく見る
ブクログからブクマへの引っ越しイメージ