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感想

下町のステーキハウス「ジュージュー」 美津子はその店の看板娘 元モデルだった美人のママが死んでからは特に お店が美津子の人生になった。 ハンバーグのにおい 死んだ人のにおい 恋をする人のにおい ばななさんのお話は何というのか描写がなまめかしく 死がいつも近くにある感じ。 哀し久て辛いけどそれが人生よ! と応援してくれている気もする。 『人生何回か行きづまることは誰だってあるよ』 弱っているときにしか見えないものがある 調子のいい時には飛ばしてしまっている見たく ないようなちっぽけなことが。 弱っているときは壁のシミみたいにじわっと浮かび上がってくる。 遠い親戚の進一、進一の妻の体が弱くて家から出ない 夕子さん。 両親がステーク屋ジュージューの常連さんだった 宮坂さん。親との関係や過去に会った辛い現実。 それでも人は再生し人と関わって生きていく そんな強さみたいなものも垣間見せてくれるお話し。 「うちは貧乏だけどハンバーグはいつでもたっぷりあるからね」 寂しい人に寄り添ってくれる そんな温かみのある小説だった。

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