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カササギたちの四季

カササギたちの四季

道尾秀介 光文社 2011年2月1日

感想

リサイクルショップ・カササギの経営者、華沙々木は身近に おこるちょっとした謎に首を突っ込んでは名探偵になった気分 でその事件を解決しようとするのだが、なんていうかいつも トンチンカンで間違った推理ばかりしている。 この物語はそんな経営者、華沙々木の代わりに真実を推理し、 奔走する副店長(といっても二人しかいない店なんだけどね) の日暮こそが主人公である。 そしていつも店に入り浸っている中学生、菜美。 連作短編で身近な事件を解決していくところはなんとなく 三浦しをんさんの多田便利権にちょっと似た感じもした。 何故に日暮が華沙々木の推理を修正しつつ正解に導いてい くのかというと それは華沙々木が名探偵だと信じている菜美を悲しませないため。 どうして、そこまで・・・という気がしないでもないんだけれど それもまた日暮君の優しさ故なのですよ。 ちょっとしたどんでん返しがあったりして読後感も悪くなかった けどいまひとつ印象は薄いかな?  とりあえず2年間赤字更新中のこのリサイクルショップ、 そのうち潰れるぞ!! と、警告申し上げたい気持ちにはなる。 

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