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感想

うわっwwwなにこれ、腹立つわ。 って感じで最後まで一気に読んでしまった。 高校時代の友人水絵から突然電話で呼び出された鈴音。 子供を連れたまま離婚してリストラにあい途方に暮れていた水絵から 1週間だけ泊めて欲しいと懇願される。 葛藤の末、1週間だけならということで了承する鈴音だけれど 一緒に暮らすことになるとやはりいろいろと不具合も出てきて・・・ 鈴音は独身の脚本家。男とは別れたばかりだけれど仕事の方は順調で 経済的にも自立している。対して水絵は子持ちで離婚、休職中。 水絵、それはあかんやろ!と鈴音でなくてもイライラしてくるんだけれど でもなんていうか水絵の気持ちも全くわからないでもないのよ。 シングルマザーにとって社会がどれだけ冷たいかっていうのはわかる気がする。 そんな中でいっぱいいっぱいになってしまう水絵の気持ちも理解できないこともないのよ。 心情の描写が巧みだから、水絵が本当に困って頼るところがなくて 鈴音の所に来たこともわかるし、子供のことを必死に守ろうとしているのもわかる。 でも、でも、それでもやっぱりそれはないよな・・・と思ってしまうのだ。 でもなぁ、かといってそれ以上する義理はないわと子供連れで行くあてのない友達(友達と 言えるかどうかも微妙な関係ではあるけど)を放り出してしまえるか、と言われれば 私も鈴音みたいにズルズルしてしまうかもなぁ。 もちろん自分に家族がいれば絶対断る!断固断る!と思うけど、一人暮らしで 自分に余裕があれば・・・ そのくせそこまでおおらかにはなれずストレスを貯める 鈴音のようになってしまいそうな気もして。 なんなんだろうか、このモヤモヤ感は。 読後感もそれほどスッキリするものでもなく、それでも読みだしたら止まらない 感情移入してしまうけど水絵にも鈴音にも腹が立つ!という。 10年後の息子の語りからわかる事実にもこれでよかったのかどうなのか。 作者は何を言いたかったのかどうなのか? もんもんもん。 でも、妙に忘れられない1冊です。

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