メグ♪の本棚
感想

ベッキーさんシリーズの3作目。 兄が浅草で見かけたというルンペンさんは同級生の道子さんの 叔父様にそっくり。 それはある日、神隠しにあったように忽然と自宅からいなく なった叔父様なのか(父の不在) 松子叔母の知り合いの和菓子屋の老舗、鶴の丸の坊ちゃんは 受験地獄の真っ只中。 そんな坊ちゃんが夜中に上野で補導された。 なぜ、小学生がひとりで夜に出かけたりしたのか? ライオンの謎は? 三越百貨店の前のライオン像をめぐる物語 (獅子と地下鉄) 写真に写っているのは台湾にいるはずの千枝子さんの婚約者。 まさかドッペルゲンガー?  同級生の千枝子さんの悩みをきく英子お嬢様。(鷺と雪) 家族のお嬢様、英子とお付きの運転手ベッキーさんの 日常のミステリー。といってもミステリーお目当てで 読むとかなり物足りないと思われ・・・ この小説の醍醐味はなんといってもその文章の美しさ。  日本語の優雅さではないかな。 英子お嬢様とベッキーさんの会話もいい。  世間知らずな英子だけれど、真っ直ぐで 聡明な女性に成長している。  そして恋なのかそうでないのかもわからないほどの淡い恋心も。 1作目から比べるとだんだんと日本が暗い時代に突入していく 様子が時代背景の中に織り込まれていて全体的に不穏な空気が 漂っている。 そんな中で雅吉兄さんだけは相変わらずちょっと能天気で ホッとする。   騒擾ゆき(そうじょうゆき) ― 若月さん、あなたはどうして そこにいらっしゃるの・・・(´;ω;`) 本当にこれで最後なのだろうか、悲しいなぁ。

ブクログからブクマへ
かんたん引っ越し

読書記録や感想をそのまま移行。
数分の準備で、ブクログの本棚をブクマへ。

詳しく見る
ブクログからブクマへの引っ越しイメージ