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ちょんまげぷりん〔小学館文庫〕

ちょんまげぷりん〔小学館文庫〕

荒木源 小学館 2010年2月1日

感想

シングルマザーの遊佐ひろ子は、お侍の格好をした謎の男と遭遇する。 男は一八〇年前の江戸時代からやってきたお侍で、木島安兵衛と名乗った。 半信半疑のうちにも情が移り、ひろ子は安兵衛を家に置くことに。 安兵衛も恩義を感じて、家事の手伝いなどを申し出る。 その所作は見事なもので、炊事・洗濯・家事などすべて完璧。 仕事で疲れて家に帰ってくるひろ子にとって、それは理想の「主夫」であることに気づく―。 時代錯誤で「~でござる」口調な安兵衛がおもしろい。 最初は戸惑っている様子だった安兵衛だけれど 順応性があるのか現代の生活習慣になれるのも 早く、仕事して家事して、子育てしてと忙しいひろ子に とっては頼りになる同居人になっていく。 江戸時代の侍と現代のシングルマザー。 なんとなく両極にあるような二人だけれど 子どもを通して段々と二人の仲も近くなってきたような。 それにしてもひろ子さんの少々身勝手な言動には ちょっとどうだか・・な感じを受けるんですがね。 最後は少し切ない感じがするけれどラストの出来事は ちょっといい感じな終わり方でほっとした。

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