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ゴールデンスランバー

ゴールデンスランバー

伊坂幸太郎 新潮社 2007年11月1日

感想

首相暗殺の犯人に仕立て上げられた男の生きるための逃亡劇。 伊坂さんらしく所々にちりばめられた印象的な台詞のやり取り 首相暗殺の犯人として極悪なテロリストのように描かれていた 青柳雅春の本当の姿が後半少しずつあきらかになっていくたびに 国家権力って恐ろしいわ。そんでもって物事を一面からしかみず 与えられた情報だけを鵜呑みにすることも危険なことだというのが よくわかる。 前半から登場人物たちに張られた伏線の数々。 スピード感のある展開 魅力あるキャラクター。 特に昔の恋人である樋口晴子とのかかわりや青柳の父親との絆には 心温まるものを感じた。 一体誰が青柳を陥れたのか どうして青柳だったのか。。。 ミステリー的な要素はもちろんあるが私にはどちらかというと 青春小説か恋愛小説的な読み物としての感想のほうがしっくりきた。 決してハッピーエンドとは言えないような結末でも(いや、ハッピーエンドなのかもしれないけど) どこか希望があるような爽やかなものを感じる読後感だった。 自分の仕事が他人の人生を台無しにするかもしれないんだったら 覚悟がいる。他人の人生を背負うなら覚悟を持てよ。 青柳の父親がマスコミのインタビューに答えたときの台詞

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