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サニーサイドエッグ

サニーサイドエッグ

荻原浩 東京創元社 2007年7月1日

感想

『ハードボイルド・エッグ』続編。最上俊平ふたたび。 1ヶ月ぶりに舞い込んだ仕事は和服を着た美しい女性からの 猫探しの依頼。 いなくなったロシアンブルーの『りゅう』を探す最上の所に また別の依頼主からも同じくロシアンブルーの猫を探し て欲しいと言う依頼が・・・ しかも今度の依頼主はヤクザ!  それをきっかけに大きな事件へと発展していく。 前回は80歳の秘書との掛け合いが楽しかったこのシリーズ。 今回は金髪で青い目の若い秘書を迎えることに。 しかし、この秘書が・・・いろいろと訳ありで・・・ フィリップ・マーロウに憧れる最上 いつも心の中では相手をねじ伏せなぎ倒しているが それはあくまで妄想の世界。現実は腕をねじ上げられる非力で ドジな探偵である最上。ドタバタと人情喜劇を繰り広げながらも このダメダメさに愛着を感じてなにやらにんまりしてしまう。 いろんな伏線があっちやこっちに行きつ戻りつして なんだか複雑そうにも見えるけれどとても読みやすい。 持ち前の減らず口で警察とトラブルを起こしたりもするのだけれど このユーモアたっぷりの会話が最上の持ち味。 読後感も良くて楽しめた。 ただ、もう少し秘書との絡みの部分が多い方がより楽しめたかな? シリーズ化を期待したい。

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