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感想

江戸時代の吉原で当代きっての花魁と言われた葛城がまるで神隠しにあったように 忽然と姿を消した。一度中に入れば身請けでもない限り外へは出られない吉原 葛城の身に何がおこったのか? 一人の男がその真相を追う。 物語は葛城にまつわる人たちに一人の若い男がいろいろと聞き込みをする。 その中で見えてきた葛城という花魁、そして吉原のしきたりやしくみ。 直木賞受賞ということで興味を持って読んでみた。 多分、この作家さんの本は初めてだと思う。 読み始めてすぐに「ん?何かがはじまるぞ」そんな期待が 浮かんでくる。 お茶屋のおかみや、番頭、芸者、大店の若旦那に老舗の大旦那 葛城と関係のある人たちの証言で 少しずつ事件の真相が明らかになっていくのでぐいぐいと 引っ張られる感じで読み進んでいく。 吉原独自の聞きなれない言葉や風習がたくさん出てくるので そういう特殊なものに対する興味深さも手伝って なかなか面白く読む事が出来た。 普段の生活とは全く違う文化を体験したいときには 良いかも! 一瞬、吉原に迷い込んでしまった、そんな 錯覚を覚える本かもしれません。

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