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強運の持ち主

強運の持ち主

瀬尾まいこ 文藝春秋 2006年5月12日

感想

上司との折り合いが悪くOLをやめた幸子 わずらわしい人間関係が嫌で一人でできる仕事を!と飛び込んだ 占い師の世界 ルイーズ吉田とそれなりに占い師らしい名前を名乗りショッピングセンター2Fで 占いをはじめる。最初は本を見たり画数を見たりしながらの占いだったがそのうち 自分の直感を信じて占うようになってからルイーズの占いはよく当たると評判に なる。 「ニベア」 お母さんとお父さん、どちらを選べばいい?と訪れた少年 「ファミリーセンター」 気を引きたい人がいるという女子高生 「おしまい予言」 物事の週末が見えるという助手希望の青年 「強運の持ち主」 占い師には向いていないようなアシスタントの竹子さんと通彦に見えた暗雲 ルイーズの顧客であった通彦を占ったときに彼が『最強の強運の持ち主』で 相性もばっちりだったため、付き合っていた彼女から通彦を奪ってしまったルイーズ。 私には通彦の強運ぶりがさっぱりわからなかったがこの二人の生活や会話が 実にほのぼのとしている。別に特別なことがなくても一緒にスーパーで生活用品を 買い揃えることの幸せ。少しずつ通彦の事を大切に思っている自分に気がついていく ルイーズ。占い師としても成長していく彼女のこれからをもっとみてみたいなと 言う気持ちにさせる。 占い師としてはどうなんだ?ルイーズ・・・って感じなのだが そもそも占いをしてもらいに来る人にとっての占いってちょっと背中を 押してほしかったり、ただ、話を聞いてほしかったりするものなのかも しれない。その中で自分でどうしたらよいのかを確認しているような 気もする。ルイーズはそこの所をわかっている占い師。 相変わらず読みやすくてちょっとずれてるようで優しい気持ちになれる瀬尾さんの本。 まったり感に浸れる1冊だった。

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