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ホームレス中学生

ホームレス中学生

田村裕 ワニブックス 2007年9月1日

感想

『お湯に感動できる幸せのハードルの低い人生を愛しています』 お笑い芸人麒麟の田村裕のありえないような貧乏自叙伝。 13歳のときに家が差し押さえられて突如父から言い渡された『解散』の一言。 その日から田村少年は公園で一人暮らすことになる 公園での生活は1ヶ月の間なんだが 食べるものもなくおなかがすいた田村少年, 最後はダンボールまでをも水に浸して食べてみる。 雨で体を洗い、鉄棒に洗濯したTシャツを干す いやぁ、13歳といえばうちの息子と同い年 母親にとって食べ盛りの子供にご飯をたべさせてやれないことほど辛いことはない。 田村のお母さんは亡くなっているのだけれど その母親の気持ちにすっかりどっぷりなってしまって 文章的にはおもしろおかしく書いてあっても私は泣ける。 どんなことがあっても高校は辞めるな 部活はやめるな! と言い続けてくれた兄ちゃん。 自分も思春期なのに弟の面倒をみてくれた姉ちゃん 兄ちゃん、姉ちゃん頑張ったね! と誉めてあげたい。 確かに、確かにプロの作家さんが書くような 垢抜けた文章・構成ではないけれど その分、妙に真実味があるような気がする。 ただ、私の読解力ではこれぐらいの文章が 丁度いいだけかもしれないが(^▽^;) 悲惨で過酷な毎日を送る田村少年だが そんなときに彼には彼を助けてくれる、支えてくれる人との 出会いがある。近所の方だったり、友達の家族だったり 学校の先生だったり、兄姉だったり・・・ いろいろな人の優しさもこの本にはたくさん詰まっている それが嬉しい。ものすごく嬉しかった 素直なんだ、彼は その素直さに明るさに能天気さに涙が出る 全てのことには繋がりがある 心が折れそうになったときもあるけれど 彼は生きる力を取り戻していく。 最後の一線を踏みとどまらせたものはなんだろう お母さんを悲しませることになるから・・・この思い お母さんが喜ぶことは自分が明るく元気で生きていくこと そう、それって親が子供にとって一番望むことじゃないかな。 お母さん子って優しくて強いんだな。 どうすればこんな風に素直にまっすぐに育つのだろう。 やはり幼い頃に授かった愛情と正しい道徳観なのかな?

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