メグ♪の本棚
感想

関東のはずれの町に住むワラは高校2年生 同じ学校の友達タンシオ 別の高校に通うギモ そして 病院の屋上で知り合った不思議な少年ディノ この4人で「包帯クラブ」という名前のクラブを立ち上げる いろんなことに傷ついた人たちの傷ついた 場所に行って包帯を巻いてあげる。 えっ?そんなことが傷?と思うようなことも、その人にとっては 大きな傷であることもある。 孤独の中でじっとかさぶたができるのを待った傷 自分で一人で治さなければならない傷もある でも、人に明かせるような傷だったら思い切って打ち明けて 包帯を巻いてもらったっていいんじゃないか、そのくらいの 甘えは許されてもいいんじゃないか。。。 何もできなくてもその人の傷を知ってあげるだけでも よいのかもしれない 世界の片隅の誰かが私の痛みや傷を知っていてくれている だったら、私は少なくとも明日生きていくだけの力は もらえるんじゃないか。。。 そんなことを考えながら彼女たちは彼女たちの方法で 他人の傷に寄り添いながら自分たちの大切なものも 守ろうとしている。 とても読みやすい青春小説って感じですが ところどころドキッとする言葉が出てきます。 高校生の揺れる心の内側もよく現せているように思いました。 『巻けます、効きます。人によります』 誰にだって包帯を巻いてもらいたいことがあるはず 青い空に流れていく真っ白な包帯が目に浮かぶような 小説でした。 

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