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エバーグリーン

エバーグリーン

豊島ミホ 双葉社 2006年7月1日

感想

漫画家を夢見るアヤコとミュージシャンになる夢を持つシン。 恋人同士だったわけではない二人、でもどこか特別だった。 田舎の中学生だった二人が卒業式の日にたんぼのあぜ道で 交わす約束。 『10年後に会おう、10年後の10時にこの場所で会おう』 別々の高校に進学しそれぞれの10年にはいろいろなことがあり… 接点はなくてもお互いに再会の約束を忘れてはいなかった 思い出という言葉に含まれた無責任な切なさと暖かさ あぜ道の風景、ほろ苦い青春の日々、揺れる心。 ピュアな恋愛小説でした。 シンとアヤコの視線で交互に描かれているので 主観的にも客観的にも読み進めていくことが出来て良かったです 雪解けの三月、あぜ道の草のにおいや空の色、キラキラした光が 目に浮かびそうな文章。

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