あーちゃんの本棚
夜明けのはざま

夜明けのはざま

町田 そのこ ポプラ社 2026年9月2日

感想

「間に合ったこと、間に合わなかったこと」という問いかけに、思わず立ち止まってしまいました。管理職として日々忙しく過ごしていると、つい「いつかやろう」と先延ばしにしてしまうことばかり。この本は、そんな私の心にすっと入り込んできました。 寂れた町の葬儀社を舞台にしながらも、決して重くはなく、むしろ温かく、時に優しくユーモアを交えて描かれています。大切な人との別れを通じて、残された者がどう生きるかを問い直す。葬儀社というテーマですが、実は「今、この瞬間をどう過ごすか」という人生そのものについてのエッセイを読んでいるような感覚になりました。 登場人物たちの後悔や痛み、そしてそこからの解放の過程が丁寧に描かれていて、45年生きてきた身としては特に共感できる部分が多くありました。仕事と人生のバランスについても改めて考えさせられます。本屋大賞受賞作というのも納得。気軽に読めるのに、心に残る良い一冊です。

ブクログからブクマへ
かんたん引っ越し

読書記録や感想をそのまま移行。
数分の準備で、ブクログの本棚をブクマへ。

詳しく見る
ブクログからブクマへの引っ越しイメージ