あーちゃんの本棚
アメリカ帝国の衰亡と日本の窮地

アメリカ帝国の衰亡と日本の窮地

伊藤貫 / ジェイソン・モーガン ビジネス社 2026年2月24日

感想

最近の国際情勢の不安定さもあって、この本を手に取りました。正直なところ、かなり刺激的な内容でしたが、目からウロコが落ちる思いです。 著者の指摘は手厳しいものばかり。アメリカの経済・軍事力の陰で、実は教養や哲学が失われているという議論は、テレビなどでは聞きませんよね。日本がこれまでどれだけアメリカに依存してきたのか、あらためて考え直させられました。 管理職として国内の経営判断をする際も、より大局的な視点が必要だと実感する年代です。この本は、その大局観を養うのに最適でした。自主防衛や中立主義といった提案も、机上の空論ではなく現実的な選択肢として論じられている点が良かった。 議論の細部で同意できない部分もありますが、日本人として「なぜ私たちはここまで従属的なのか」という問いを真摯に投げかけている点は、多くの人に読んでもらいたいですね。政治的な立場を超えて、一度は向き合う価値のある一冊だと思います。