裕子の本棚
プラチナデータ

プラチナデータ

東野 圭吾 幻冬舎 2012年7月1日

感想

最近、書評サイトで高く評価されているのを見かけて、恐る恐る手に取った一冊です。SFやミステリーというと、複雑で難しいのではないかと心配していたのですが、これは本当に面白かった。 DNA捜査システムという最新の科学技術をテーマにしながらも、決して小難しくなく、むしろページをめくる手が止まりません。主人公が犯人として疑われるという、予想外の展開に引き込まれました。犯人は誰なのか、なぜ主人公の遺伝子情報が出現したのか、その謎解きの過程が実に巧妙です。 著者の想像力の豊かさに感心しました。科学知識も適度に盛り込まれていますが、難解ではなく、むしろ理解しやすく工夫されています。74歳の私でも十分についていけます。エンターテインメント小説というのはこういうものなのかと改めて認識させられました。 文庫本で手軽に読める長さも魅力的です。久しぶりに、寝食を忘れて読み進めてしまいました。慎重に本選びをしている私も、これならご近所の方にもお勧めできる一冊だと確信します。

ブクログからブクマへ
かんたん引っ越し

読書記録や感想をそのまま移行。
数分の準備で、ブクログの本棚をブクマへ。

詳しく見る
ブクログからブクマへの引っ越しイメージ