和也の本棚
感想

出張の飛行機の中で一気読みしてしまいました。ももこさんのエッセイって、こんなに笑えるんですね。 旅の本というと、観光地の素晴らしさを紹介するようなものを想像していたんですが、これはまったく違う。ユトレヒトからバリまで、世界中を舞台にしながらも、要所要所でもう何が起きるかわかったものじゃない。でもそれがいい。予測不可能な視点から旅先での出来事が描かれるから、読んでいてこっちまで笑顔になってしまう。 管理職をやってると、つい物事を効率的に判断しがちなんですが、ももこさんの文章を読んでると、そういった「正解」を求めるマインドがほぐれていくのを感じます。旅先での小さな発見や、人間味あふれるエピソードの数々。雑誌『富士山』から生まれたという背景も納得で、ふわっとした遊び心が随所に感じられる。 朝井リョウさんの寄稿も素敵でしたし、このボリュームでこの充実度はなかなか。肩の力を抜いて楽しみたい人にはぴったりの一冊です。

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