変な地図

変な地図

雨穴

出版社:双葉社 出版年月日:2025/10/31

双葉社 | 2025/10/31

3.00
本棚登録:3人

みんなの感想

『変な家』『変な絵』の雨穴さんが贈る「変な」シリーズの集大成ということで、早速手に取ってみました。話題作の続編は期待値が高いものですが、これは本当に満足度が高い! 栗原という登場人物を軸に、謎めいた古地図と妖怪という要素が絡み合い、ページをめくる手が止まりません。前作を読んでいる身としては、あのキャラクターが主役になるというだけで既にテンションが上がるのですが、物語としても引き込む力が素晴らしい。 何より驚いたのは豪華な特典の充実ぶりです。朗読動画や著者対談など、デジタル特典まで用意されているのは珍しい。公務員として日々忙しい身には、こうした付加価値はとても嬉しい。本を読むだけでなく、映像や音声でも作品に浸れるのは新しい読書体験だと感じました。 エッセイの要素も含まれているようですが、物語としてのエンタメ性とのバランスが絶妙。シリーズを重ねるごとに進化している著者の力量が感じられます。話題の本をチェックするタイプの私としては、これは見逃せない一冊でした。