変な地図

変な地図

雨穴

出版社:双葉社 出版年月日:2025/10/31

双葉社 | 2025/10/31

3.25
本棚登録:6人

みんなの感想

感想

『変な家』『変な絵』に続くシリーズの最新作ということで、期待して手に取りました。古地図と妖怪という設定は興味深く、栗原というキャラクターが軸になることで、これまでのシリーズとの繋がりも感じられます。 ただ正直なところ、読み終わった後の印象は「まあこんなものか」という感じでした。謎解きのプロセスは丁寧に描かれているんですが、全体的には前作までの勢いが少し失われている気がします。中盤の展開がやや冗長に感じる場面もあって、仕事で疲れた夜に読むには集中力が必要でした。 ただし、本自体の装丁や豪華な特典については好印象です。フリーペーパーや朗読動画など、著者の世界観を多角的に楽しめる工夫は評価できます。シリーズのファンであれば、こうした要素も含めて購入する価値があるでしょう。 気軽に読みたいエンタメ小説としては悪くありませんが、シリーズの集大成として期待していただけに、もう少し何か突き抜けたものがあればよかったかな、というのが正直な感想です。

感想

『変な家』『変な絵』に続く集大成ということで、話題のシリーズをようやく読み進めています。今回の『変な地図』は、これまでのシリーズと同様に、一度読み始めたら止められない中毒性があります。 祖母の謎めいた死と古地図、そして7体の妖怪という設定だけで既に引き込まれるのですが、雨穴さんの構成の巧みさには毎度感心させられます。細部に隠された違和感や矛盾を丁寧に追っていく快感は、このシリーズならではの特徴ですね。 何より素晴らしいのは、単なる本として完結していない点です。巻末の二次元コードから特典ページにアクセスすると、著者による朗読動画や裏話トークなど、追加コンテンツが豊富に用意されています。本を読んだ後も物語の世界に浸り続けられるこの仕掛けは、忙しい日常の中でも長く楽しめる工夫だと思います。 シリーズを通して栗原というキャラクターへの愛着も深まっており、次は彼のさらなる謎解きの旅が見られるのか期待が膨らみます。話題作で間違いなく、このシリーズの魅力にハマっている方なら必読の一冊です。

感想

『変な家』『変な絵』の雨穴さんが贈る「変な」シリーズの集大成ということで、早速手に取ってみました。話題作の続編は期待値が高いものですが、これは本当に満足度が高い! 栗原という登場人物を軸に、謎めいた古地図と妖怪という要素が絡み合い、ページをめくる手が止まりません。前作を読んでいる身としては、あのキャラクターが主役になるというだけで既にテンションが上がるのですが、物語としても引き込む力が素晴らしい。 何より驚いたのは豪華な特典の充実ぶりです。朗読動画や著者対談など、デジタル特典まで用意されているのは珍しい。公務員として日々忙しい身には、こうした付加価値はとても嬉しい。本を読むだけでなく、映像や音声でも作品に浸れるのは新しい読書体験だと感じました。 エッセイの要素も含まれているようですが、物語としてのエンタメ性とのバランスが絶妙。シリーズを重ねるごとに進化している著者の力量が感じられます。話題の本をチェックするタイプの私としては、これは見逃せない一冊でした。

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