和也の本棚
なんで、その価格で売れちゃうの?

なんで、その価格で売れちゃうの?

永井 孝尚 PHP研究所 2018年11月17日

感想

管理職をしていると、つい難しいビジネス書ばかり手に取ってしまうのだが、この本は違う。生ハムセラーから洋服、コーヒーまで、日常で見かける商品の価格設定がなぜそうなっているのか、という素朴な疑問から始まる。その疑問への答えが実に面白い。 1本25万円の生ハムが順番待ちになるロジックなんて、正直考えたこともなかった。でも読んでみると「ああ、そういうことか」と膝を打つ。著者の説明が上手いのだ。小難しい経済学を振りかざさず、僕たちが日々目にしている例を使って「儲かる価格の仕組み」を教えてくれる。 新書という手軽さも良い。移動時間や休憩時間にサッと読める。それでいて、仕事の意思決定の場面で「あ、あの本に書いてあったな」と思い出せる実用性も備えている。自分たちの部門で扱う商品の価格戦略を考える際にも、きっと役立つはずだ。気楽に読めるビジネス書として、これ以上ないくらい優秀な一冊だと思う。

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