新版 財務3表一体理解法

新版 財務3表一体理解法

國貞克則

出版社:朝日新聞出版 出版年月日:2021/02/12

朝日新聞出版 | 2021/02/12

3.50
本棚登録:3人

みんなの感想

感想

最近、孫のビジネス研修の話を聞いていて、財務諸表という言葉がちょくちょく出てくるようになった。退職後も経済ニュースには目を通すほうだが、正直なところ貸借対照表と損益計算書の関係がよくわからなかった。そこでこの新版を手にしてみたのだ。 新聞の新書版というのは、活字も大きく読みやすいのが良い。何より驚いたのは、複雑に思えていた会計の仕組みが、取引ごとに財務3表をつくる「ドリル」方式で、まるで絵解きのようにすっと理解できることだ。基礎から丁寧に説明されているため、会計の知識がない者でも無理なく読み進められる。 80歳の身で、今さら会計知識が必要なわけではないが、世の中を理解するには数字を読む力は大切だと改めて実感した。話題の本というのも納得である。若いビジネスパーソンだけでなく、私のような世代が教養として学ぶにも実に良い一冊だ。

感想

部下の育成で会計知識が必要になったので手に取りました。累計80万部という看板に惹かれたのもあります。 基本的には分かりやすく構成されていますね。取引ごとに財務3表をつくる「会計ドリル」は実践的で、机上の空論ではなく手を動かしながら学べるのが良い。管理職として決算書を読む際の最低限の素養は身につくと思います。 ただ、率直に言うと目新しさは感じませんでした。新版とのことですが、会計の基本原理は変わらないわけで、既出の内容をどう再構成したかが勝負なんでしょう。そこまで革新的な工夫は感じられず、「定番だから間違いはない」という安心感はありますが、「これだ!」という驚きにはちょっと欠けます。 新書というコンパクトなフォーマットで、通勤時間などにさらっと読める気軽さは評価します。会計初心者や若い世代にはいいテキストだと思いますが、既に基本を知っている身としては、物足りないというのが正直なところです。必読とまでは言いませんが、入門書としては堅実な一冊です。

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