しんの本棚
感想

仏教についてきちんと学びたいと思い、この本を手に取りました。新社会人になって視野を広げたいという気持ちもあり、思想書として定評のある『八宗綱要』に挑戦してみたわけです。 正直なところ、最初は難しい内容だろうと構えていたのですが、著者の丁寧な注釈のおかげで、仏教の各宗派の教理を段階的に理解することができました。特に、倶舎宗から真言宗まで八つの宗派それぞれの特徴が簡潔にまとめられている点が秀逸です。原文への忠実さを保ちながらも、現代の読者にとって読みやすい工夫が随所に感じられます。 仏教学の入門書として、これ以上にふさわしいものはなかなか見当たらないでしょう。専門的な深さと初学者への配慮のバランスが絶妙です。社会人として教養を深めたいという私の目的にぴったり合致した一冊となりました。古典を手がかりに、自分の思想的な基盤を整えていく助けになると確信しています。

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