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Korea: A Walk Through the Land of Miracles

Korea: A Walk Through the Land of Miracles

Simon Winchester PERENNIAL 2005年1月1日

感想

Simon Winchesterの著作は既読の評判が良いので期待して手に取りました。1980年代の韓国を実地踏査し、その魅力を伝える試みは興味深いものです。 ただ、読み進めてみると、著者の独断的な視点が前面に出ている印象が拭えません。歴史的事実の提示と個人的な解釈の区別が曖昧で、「謎めいた土地を記者的視点で解き明かす」という触れ込みの割には、深掘りが不足していると感じました。当時の政治情勢や文化的背景への掘り下げも浅く、むしろ表面的なスナップショットに留まっているようです。 新社会人として読むなら、もっと体系的な韓国史を学べる本の方が有用だったかもしれません。エッセイとしても旅行記としても中途半端で、著者の知名度に頼った作品という印象を拭えないのが正直なところです。良い読書体験とは言い難いものになってしまいました。