しんの本棚
The Giver 人を動かす方程式

The Giver 人を動かす方程式

澤 円 文藝春秋 2026年1月15日

感想

新社会人になって数ヶ月、営業提案が上手くいかない悔しさを味わう中で、この本に出会いました。 著者の「Giverというマインドセット」という概念が、ビジネスの本質を見つめ直させてくれます。これまで「いかに自分の意図を伝えるか」に注力していたことに気づかされ、実は「相手をいかにハッピーにするか」という視点の転換が必要だったんだと腑に落ちました。 特に印象的だったのは、ストーリーづくりの「抽象化・共通化・課題解決」という黄金則です。具体的な事例が豊富で、実務的な応用も容易です。内発的な行動促進という心理学的背景も丁寧に説明されており、単なるテクニック本ではなく、人間関係の本質に迫る内容だと感じました。 ただ、実装面で「相手の潜在ニーズの見極め」はそう簡単ではないという課題を感じたため、星は4つとしました。けれど、新社会人の自分にとって、これからのキャリアを形作る指針となる良書です。繰り返し読む価値があります。