乱読家の本棚
なぜ働いていると本が読めなくなるのか

なぜ働いていると本が読めなくなるのか

三宅 香帆 集英社 2024年4月17日

感想

仕事しながら読書を続けたいって思ってる人にはちょうどいい本かなと思います。日本人がどうして働くと本が読めなくなるのか、その背景を歴史的に説明してくれるんですよね。「なぜだろう?」っていう疑問に対して、ちゃんと答えてくれる構成になってて分かりやすかったです。 ただ、正直なところ、内容としては学術的というか、やや硬めな印象を受けました。新書だから仕方ないのかもしれませんが、漫画やライトノベルばかり読んでる身としては、ちょっと読むのに集中力が必要だなって感じました。著者が自分の経験を交えながら説明してくれるので、まったく入り込めないわけではないんですけど。 労働環境と読書習慣の関係性について新しい視点をくれたのは良かったんですが、もう少し実践的な解決策があると良かったかな。考えさせられる部分もあれば、「それで結局どうすればいいの?」って思う部分もあります。可もなく不可もない、というのが正直な感想です。