裕子の本棚
こんな感じで書いてます

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群 ようこ 新潮社 2026年2月28日

感想

群ようこさんのエッセイを読むのはいつもの楽しみなんですが、この本は特別でしたね。40年以上も物書きをされてきた方が、自分の歩んできた道を素直に振り返っておられる。 何より素敵だなと思ったのは、25歳の時に「群ようこ」という名前をもらった時のお話。そこから始まるんですよ、すべてが。最初の本が出るまでの喜びも、その後の様々な経験も、全部がこの方の血肉になって、今の文章に息づいているんだなって。 読んでいて思うのは、どんな日常も、どんな出来事も、この方の手にかかるとみんなネタになってしまう。そしてそれが素晴らしい物語や文章に変わっていく。私たちが何気なく過ごしている日々も、こういう目で見つめ直すと違う世界が見えるんだろうなって感じさせてくれます。 気軽に読めるエッセイなのに、奥深い。こういう本が大好きです。年を重ねた人間にこそ読んでほしい、温かみのある一冊ですよ。

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