久しぶりに重めのサスペンスに手を取ってみました。小学校時代の出会いから人生が狂っていく、という設定は興味深いし、心理描写も丁寧だなと感じました。 ただ、正直なところ、上巻を読み終わった時点で「面白い!」とまでは言えないのが本音です。主人公の不運の連鎖は理解できるのですが、どうしても共感しきれない部分が多くて。会社員の日常の悩みとは別の次元の話なので、ついつい冷めた目で読んでしまいました。 「殺人願望」というテーマ自体は確かに問題作らしい重みがありますし、その心理に迫ろうとする姿勢は評価できます。ただ、物語として引き込まれるかというと、そこまでではなかったというのが正直な感想。通勤電車での気軽な読書には、もう少し軽めのものを選んだ方が良かったかな、と今は思っています。 下巻へ続くようですが、どうしようか迷い中です。