かなちゃんの本棚
感想

「ツバキ文具店」シリーズの3作目ということで、話題になってたから読んでみました。代書屋というちょっと珍しい職業を舞台にしたお話で、いろんな人の想いが詰まった手紙が出てくるのは良かった。母から娘へ、認知症の人が自分へ……そういう切実な背景を持つ依頼たちは読んでて考えさせられます。 ただ、正直なところ期待値が高かったからか、ちょっと物足りない感じがしました。手紙のエピソード自体は素敵なんですけど、物語全体の流れがなんか散らかってる印象で。先代が書いたという恋文の謎も、盛り上がり方がイマイチな気が…。もっともっと引き込まれるような話の組立てだったら良かったのに。 あとやっぱり、家事と育児で忙しい主人公の日常パート、私たちの世代には遠すぎて感情移入しづらいんですよね。短編集みたいな構成も、連続で読んでると単調に感じちゃいました。悪くはないんだけど、前シリーズの方が好きだったかも。

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